なぜ401Kは危険すぎる投資なのか
2000年のインターネットバブルや2007年のリーマンショックの苦い経験からまだ学んで無いのが理由なのか、ほとんどの人たちが未だに401Kなどの投資信託を今だにメインの投資手段としてまだ頼っている人たちがたくさんいるのが現状です(投資系フォーラムにてエキスパートを語っている人たちが胸を張って401Kや投資信託が財産を築くことには必要不可欠だといっている姿を見てショックで何もいえないという状況に陥ったことが何回あったか...)。個人的に401Kのような投資方法になにも利点があるようには到底思えないところから、今では1円も401Kなどにはお金を入れていません。正直言って、これらの投資方法は投資の中でも最悪の投資方法だと思っており、今回のブログではなぜ自分がそう思っているのかを説明したいと思います 。
理由1:今後の経済の見通し
世界中の経済状況を見てみると、ユーロ圏のいくつかの国では債務不履行の危機に瀕しており、また他の先進国も同じルートをたどることとなるでしょう。 個人的に、ユーロ圏発のリーマンショックのような出来事が今年中には起こると思っています。 ユーロ債務危機による株式市場の暴落は、人々の貯蓄や財産を一瞬で消し去る危険すらはらんでいるでしょう。 しかもこの債務危機の国家間で回避することはもはや不可能でしょう。 大量生産されたフィナンシャルアドバイザーは、"分散投資を行うことでリスクを減らせば大丈夫"などという彼らのうたい文句みたいなことを金銭的に教育されていない人たちに呪文のようにうたっています。これでは本当の分散投資ではありません。本当の分散投資というものは株式、不動産、コモディティとビジネスのあらゆる資産クラスに投資をすることが真の分散投資なのです。ほとんどの人々がやっている分散投資は競馬にてオッズに関係なく、全ての馬の馬券を買っているのと同じことをしているのです。 しかもいくら401Kポートフォリオを全てのファンドに分散させたとはいえ、株の大暴落が起こった場合、ほぼ全ての株の価格が暴落するため、投資信託では株式市場システム上での暴落は防ぐことができないのです。
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理由2:最高の税率
"401Kにお金を入れれば、課税が繰り延べされて、その分のお金を複利の力を使ってより早くお金を増やせる"という言葉はファイナンシャルアドバイザーの典型的なセールストークの一つです。逆に彼らが言わないことは401Kに投資している人たちが一番高い税金率を払う必要があるということです(投資信託なら低いキャピタルゲイン税の対象になるのでまだ許せるが、401Kの場合は勤労所得税の対象になるため、最高税金率を払わなくてはならない)。今現在や未来の経済状況を考えると、税金はどうなっていると思いますか? 満場一致で将来税金はどんどん高くなっていくと思います(アメリカ歴史上最高の税金率は97%です)。今現在401Kにお金を一生懸命に入れている人たちは政府にどれだけ税金を払わなければならないと気がつい� ��とき、おそらく失望するでしょう。
理由3:流動性が非常に低い
ファイナンシャルプランナーの別の典型的なセールストークは、"自分が401Kに入れた分に比例して会社もお金を入れてくれるから、できるだけ401Kにお金を入れたほうが良いですよ" という言葉です。 本質的には本当のことですが、悪いことは一度401Kにお金を入れてしまえば59.5歳になるまではお金を取り出すことが非常に難しいという点です(解雇されたときや緊急事態は除く)。自分的にはこれは大きなマイナス点です。 John Williams氏のShadowstats.comによると、現在のインフレ率は12%をゆうに超えているということです(政府が作っている数は統計操作が行われており全然当てになりません)。 過去実績を見るとに投資信託は大体平均8%前後のリターンです。 言い換えれば年を重ねれば重ねるごとに4%を確実に失っているということになります。 それにもかかわらず、年齢が59.5歳になるまでは401K に入っているお金を取り出して移動させることができません。従ってどんなに良い投資機会が訪れてもそのお金を使っての投資は不可能なわけです。
理由4:手数料と費用
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401Kや投資信託の手数料と費用は溜まると相当なものです。 それらの資金の典型的な経費率はだいたい1%から3%です。 ここら見るとそこまで大きなコストには感じませんが、近距離で分析してみると真実から遠いことがわかります。 より多くのお金を401Kに入れ、時間がたてばたつほど手数料と費用が増えていきます。ほとんどの人たちはおそらく65歳になり退職するまで401Kを保有しているでしょう。それを考えると大体40年から45年ほど保有していることになります。その場合、401Kに入っているお金が年数に比例して大きくなっていけばいくほどたくさんの費用がとられてしまいます。この費用は401Kの投資元金の70%ほどにまで膨れ上がるのです。ファイナンシャルプランナーは401Kは複利の力を使って財産を増やせるという別の典型的なセールスピッチの一つですが、彼らが言わないことはこれらの費用も複利と同じようなスピードで増えていくという点です。より多くのお金を長い間401Kにおいていればおいているほど、費用として取られていってしまいます。
自分の最大の懸念はファンドの費用自体ではなく、401Kに投資することにより発生する機会費用です。 例えば401Kの投資をせず、変わりに401Kの利益率を遥かに上回るような投資機会に投資したとすると、401Kよりもどれだけの利益率を得ることができるでしょうか? 逆に言えば、それらの投資に投資せずかわりに401Kに投資してしまったらどれだけのお金と利益率を失ってしまうのかということです。個人の投資レベルにもよりますが、401Kに投資したことによる機会費用は相当なものになりえる可能性があります。
理由5:コントロールが不可能
倫理ケース22から7 - 現金はどこにあるのでしょうか?
401Kで、ファンド自体のコントロールは絶対にできません。 私たちにできる唯一のことは、あるファンドから別のファンドに移行することのみです。 不動産とかは、大家(不動産管理人)や他のベンダーに直に話をすることや直接会いにいき方針を決めることでほとんどの問題を迅速に解決することができます。しかし投資信託のファンドマネージャーに自分のポートフォリオだけ変更しろとかのリクエストは物理的に不可能です。さらに悪いことにもしそのファンドマネージャーまでもが今の経済に適した投資方法を知らなかった場合、いったいどうなってしまうのでしょうか? 個人的に気がついたことはほとんどの人たちがコントロールがほぼ無いような投資方法を行っているということです。皆さんはなぜ銀行が不動産投資や売買にはお金を貸すのに401Kに投資するのにお金を貸さないのか考えたことがありますか? 理由は簡単でこれらの投資には何のコントロールもできないから� ��す。例えば保険会社がブレーキを失った車に保険をかけてくれるでしょうか? 絶対にかけてくれるわけがありません。なぜならブレーキが無いことで何のコントロールもきかないからです。401Kや投資信託も同じ事がいえることができ、何のコントロールも無い401Kや投資信託には銀行は1銭すらお金を貸さないわけです。
理由6:保険をかけれらない
ビジネスや不動産などの資産は、火事や他の損失に対しての保険をかけることができます。 しかし、コントロールが効かないという理由で投資信託や401Kには保険をかけてくれません。 例えば401Kや投資信託に保険をかけてくれと保険屋にいいに行けば、間違いなく笑いものにされるだけでなく拒否されてしまうでしょう。従って市場リスクによる株式大暴落に陥って(可能性大)しまった場合、401Kに投資していた元金ごと全て吹き飛ぶ可能性すらあるのです。もしそれが起こり、あなたのお金がすっからかんになったところで、401Kの会社やファンドマネージャーは100%の費用をリスクなしで徴収できるのです。これは非常に危険なことです。。
これらの6つの理由が401Kを投資することがどれだけ危険かという理由です。 下記の特徴を持った投資方法に投資すること自体自殺行為だと思います。どんな特徴があるかおさらいしてみましょう。
1. 最高税率を支払わなければならない - 株式投資の唯一の利点キャピタルゲインをも失ってしまう
2. 流動性が全く無い - 59.5歳までお金を取りだせない
3. 費用が高すぎる(蓄積された費用)
4. コントロール皆無
5. 保険が効かない
6. 市場リスクによる株式市場大暴落の影響を100%受け、それが10年おきぐらいに必ずおきる
上記のリスクがあるにもかかわらず、多くの人々がこれらのような投資方法を未だに財産を築くために必要不可欠だと信じています。 このような言葉を平気な顔して他人に推奨しているような金融教育を欠いている人たちを見てすごく悲しく感じます。 これから起こる金融危機が原因の株大暴落によりおそらく数千万人の財産が蒸気のように消え去るでしょう。金銭教育をよりたくさんの人たちが行うことにより、よりたくさんの人たちが投資の重要性に気がついてくれることを祈るのみです。最後にウォーレンバフェット氏の言葉にてこのブログを終わらせたいと思います。"分散投資は投資の知識の無い人達用の投資方法で知識がある投資家にとっては何の役にもたたない投資方法だ"。
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